ハンドルに掛けられたイスは簡単に脱着可能ですが、僕は外しません。海へ行く時も、買い物に行く時も、例え使わなくても外しません。なぜなら、普段外して使っていると、いざ保育園に迎えに行く時に、装着を忘れて子供達を迎えに行ってしまうことがあるからです。
そうすると、片腕でチビッコをがっちりと抱きかかえ、片手でハンドルを操作しなければなりません。もちろん、ブレーキも片方しか使えません。そんな乗り方で大人一人に、子供二人、場合によっては背中にもう一人の重量を支えながら走るのは、危険ですらあります。
だから我が家のパスは、いつでもフル装備です。今日もそんなパスにサーフボードを乗せて、海へと急ぎます。上の写真は、ビーチに到着する直前の国道134号をくぐるトンネルです。ここを通過すれば、そこは、あたり一面、ブレイクが点在する湘南海岸です。
手前に写っているT字状の黒い物体は子供用のハンドルです。小物入れのビニール袋もスピードでブワっと膨らんでいるのが分かると思います。
ジャンクな風波が多いここ湘南でも、事前に入手した情報から、サーフ可能な波が立っていることが分かると、心なしかペダルも軽くなります。「今日はいったいどんなブレイクが待っていてくれるんだろう?」そんな期待を胸にペダルを回します。そして、トンネルの入口から坂を下るとき、僕のハートも自転車のスピードに合わせるようにマックスに達します。
郷ひろみ的に言ってみれば、松田聖子からの電話を受けて噴出したアドレナリンが、血液の中でお嫁サンバを踊り出したように、僕の頭の中でも、空想上のサーファー「ゴーゴー君」がシュポーン、シュポーンとリッピングを開始します。
今日の湘南は、ジャンクなよれたブレイクでしたが、それでもそれなりに楽しむことが出来ました。
心の中のゴーゴー君がサーフィンへの探求心を失わない限り、僕のサーフィンも終わりません。どうでしょう?皆さんのゴーゴー君は今日も元気いっぱいリッピングしてますか?それとも、お嫁サンバを踊ってますか?
どちらにしても、ゴーゴー君が元気なことはとても良いことです。皆さんのゴーゴー君も大切にしてあげてくださいね。ダイクマの周囲を爆走したときの僕がそうであったように、トンネルの坂道を下る時の僕がそうであるように。