第4回 魔法のパドルテクニック
テイクオフのときに、水を掻くときのストロークの角度を意識したことはありますか?力のいれ具合を強めること以外に、特に腕を掻く方向は気にしていない人が多いのではないでしょうか?
普通はボードのノーズ側からテール側に向かって水平にパドルしますよね。それぞれ個人差はあると思いますが、本屋さんで水泳の入門書なんかを読んでみると参考になるかも知れません。意外と、なるほどと思うことが書いてあったりします。
僕自身は特に競泳の経験などはないので、自分のパドルは全くの自己流で、効率よくパドル出来ているかどうかは分からないのですが、まず自然に腕を伸ばして、水を上から叩かないように親指側からスッと斜めに入水します。それから手のひらが水平に移動するように肘を曲げて水をかき、手が後ろに移動するにつれて、再び肘を伸ばしていきます。最後はモモのあたりから手を抜きます。水を上から叩いてしまったり、水中のストロークが下方向に掘り下げるような弧を描いてしまっていたりすると、パワーが無駄に浪費されてしまうので、抵抗なくスッと手を差し入れて、きっちり前から後ろに動かすように修正した方がベターだと思います。パドルのワンストロークの効率がサーフィンに与える影響は大きいので、研究する価値はありそうです。
さて、本題です。テイクオフする時に、僕は特にパドルのストロークで気をつけていることがあります。僕的には、かなり効き目があると思うんですが、実はこれが意外にも単純なことなのです。図1を見てください。

テイクオフのときに、無意識にパドルすると上の図ように、水面の角度と平行なストロークになると思います。上の図では、腕を伸ばしたまま弧を描いてパドルしているように見えるかも知れませんが、実際には手を引くと同時に肘を曲げて行き、後半は徐々に肘を伸ばしていき、手を下に掘り下げることなく水平に移動するものと思ってください。
今度は下の図を見てください。こちらが僕が普段やっているやり方です。ボードが波の傾斜部分に差し掛かったら(または、傾斜に差し掛かる直前に)、手を若干深めに差し込んで、斜め下から斜め上に角度を付けてストロークします。
コレで何か変わるの?って思うでしょ?
変わるんですよ!これを前回までに説明したテクニックとコンビネーションで使います。すると、あら不思議!置いて行かれちゃいそうな波をゲットできちゃう!ボードの滑り出しが違う!信じられないかもしれませんが、意外と強力な技なので、ぜひトライしてみてください。
イメージとしては、水の深いところから浅いところへ、掻き上げる感じです。といっても、キングコングが胸を叩くようにワッサワッサとやらないでくださいね。基本は前後のストロークですから、あまり胸に引き寄せ過ぎても意味がありません。ちょうど良い角度は、色々試してみて自分で発見してください。
ピーク近くまで持ち上げられて、うう〜っ、置いて行かれそうだ〜、ってところでも諦めずに最後までこの方法でパドルし続けてください。差し込んだ手が熊手のようにガッチリ水をつかまえて、ボードがぐぐっと進むのが感じらます。波をつかまえられる数が格段に増えますよ!本当です!
効きますよ!バンテリン!
2005.2.3 ゴーゴー
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